週明け27日のニューヨーク株式市場は経営破綻した「シリコンバレーバンク」の買収合意などが安心材料となって買い注文が増え、ダウ平均株価は3営業日連続で値上がりしました。
27日のニューヨーク株式市場は、経営破綻した「シリコンバレーバンク」をアメリカ南部ノースカロライナ州に本店がある地方銀行が買収することで合意したことなどが安心材料となって、買い注文が増えました。
このため、ダウ平均株価は一時、300ドルを超える値上がりとなり、終値は先週末と比べて194ドル55セント高い、3万2432ドル8セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは3営業日連続です。
市場関係者は「銀行への資金供給の枠組みの拡大が検討されているとアメリカのメディアが報じたことや、FRB=連邦準備制度理事会の副議長が翌日の議会上院の公聴会で、金融システムの安全性の維持のため、必要に応じてあらゆる手段を講じる用意があるなどとする証言を予定していると明らかになったことも買い注文につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB