29日の東京株式市場、年度末を前に、配当などを受け取る権利を確保しようと幅広い銘柄に買い注文が集まり、日経平均株価は300円以上値上がりしました。
▽日経平均株価、29日の終値は28日より365円53銭高い2万7883円78銭。
▽東証株価指数=トピックスは28.81上がって1995.48。
▽一日の出来高は13億6674万株でした。
29日は、今年度の株式の配当や株主優待を受け取る権利が確定する日にあたり、幅広い銘柄に買い注文が集まりました。
また、外国為替市場で円安が進んだことで、自動車など輸出関連の銘柄にも買い注文が目立ちました。
28日にアメリカの議会の公聴会でFRBの幹部が、「アメリカの銀行システムは健全で強固な資本と流動性がある」などと発言したことで、このところ投資家の間でくすぶり続けていた欧米の金融不安への懸念は、ひとまず後退していますが、引き続き、欧米の金融機関の動向や金融当局の対応などに注目が集まりそうです。
-- NHK NEWS WEB