自民党の茂木幹事長は、今月、新たに就任した中国の呉江浩駐日大使と党本部で会談し、中国当局に拘束された大手製薬会社の日本人男性の早期解放を求めました。
このなかで茂木氏は今月、中国・北京市内で、大手製薬会社の50代の日本人男性がスパイ行為などを取り締まる、国家安全当局に拘束されたことについて「日本のビジネス界全体に不安が広がっている」と指摘しました。
そのうえで「大局的な観点から、透明性の高い、かつ人道的な判断をしてほしい」と述べ、早期解放を求めました。
中国では2014年に反スパイ法が施行されて以降、日本人がスパイ行為に関わったなどとして当局に拘束されるケースが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB