大手電力10社のことし5月に請求される分の電気料金が発表されました。再生可能エネルギーの普及のために電気料金に上乗せされている「再エネ賦課金」が引き下げられたことで、各社とも前の月と比べて400円から500円ほど値下がりするとしています。
各社の発表によりますと、ことし5月に請求される家庭向けで、契約者の多い「規制料金」は使用量が平均的な家庭で高い順に
▽中部電力で6945円
▽東京電力で6809円
▽北海道電力で6781円
▽沖縄電力で6494円
▽東北電力で6212円
▽中国電力で6053円
▽四国電力で5562円
▽九州電力で5254円
▽関西電力で5236円
▽北陸電力で4590円と
各社とも前の月より400円から500円ほど値下がりするとしています。
太陽光や風力などで発電した電気を買い取った費用を、電力各社は「再エネ賦課金」として利用者から集めていますが、5月の請求分から賦課金の額が引き下げられるため、電気料金が値下がりするということです。
ただ、大手電力10社のうち7社が規制料金の値上げを国に申請していて、経済産業省は値上げの根拠となる燃料費などを算定し直すよう求めていますが、夏にかけて再び電気料金が値上げされる可能性があります。
-- NHK NEWS WEB