人材サービス会社の「エン・ジャパン」は、運営する転職情報サイトが不正アクセスを受け、およそ25万人分の履歴書が外部に漏えいした可能性があると発表しました。会社は登録者にパスワードを再設定するよう呼びかけています。
人材サービス会社の「エン・ジャパン」によりますと27日、会社が運営する転職情報を紹介するサイト「エン転職」のサーバーに大量のアクセスがあったことが確認されました。
会社が詳しく調べたところ、20日からの8日間にわたって、サイトの登録者のアカウントに対して何者かが大量の不正なアクセスを仕掛けて、認証を試みようとしていたことが分かりました。最大で25万5765人分の履歴書が外部に漏えいした可能性があるということです。
会社によりますと、不正なアクセスは「リスト型攻撃」と呼ばれる手口によるものとみられ、攻撃者が何らかの方法で入手したメールアドレスやパスワードのリストを使って、アクセスを試みた可能性があるということです。
会社はすべての登録者のパスワードをリセットしたうえで、再設定を呼びかけています。
「エン・ジャパン」は「IDやパスワード認証以外のシステムセキュリティーの高度化を図るなど、更なるセキュリティーレベルの向上に取り組んでいく」などとしています。
-- NHK NEWS WEB