日本郵便は、ことしの秋をめどにゆうパックの料金を値上げする方針を明らかにしました。はがきや封書などの郵便料金についても値上げの検討を進めるとしています。
3月31日は、松本総務大臣が日本郵政の増田寛也社長と日本郵便の衣川和秀社長に対し、新年度 2023年度の事業計画の認可書を手渡しました。
このうち、日本郵便は燃料価格の高騰や人件費などの上昇に伴い、ことしの秋をめどにゆうパックの料金を値上げする方針です。
値上げの幅は決まっていませんが、実施されれば2018年3月以来となります。
日本郵便では、はがきや封書など郵便料金についても2024年度以降の値上げに向けて検討を進めるとしています。
宅配大手では、佐川急便が4月1日から平均で8%値上げするほか、ヤマト運輸も4月3日から平均10%ほどの値上げを発表していて、大手3社が値上げをすることになります。
ゆうパックをめぐっては、経済産業省が2月に発表した中小企業へのアンケート調査で、物価が上昇する中、日本郵便が配送の委託先との契約価格を減額したなどとして最も低い評価を受けています。
これについて日本郵便は、新年度の事業計画の中で「協力会社の皆さまとのパートナーシップ構築に向けた取り組みを進める」としていて、適正な契約価格に向けて協議を進めるとしています。
-- NHK NEWS WEB