特定の条件のもとでのドライバーがいない自動運転「レベル4」が4月1日から解禁されます。地方の公共交通などで活用が期待される中、レベル4の実用化に向けて、企業が開発を加速させています。
改正道路交通法の施行に伴い、ルートや速度など特定の条件つきでドライバーが不要となる自動運転「レベル4」が4月1日から解禁されます。
事業者は公道走行の許可を得るための申請が行えるようになり、福井県永平寺町が4月中に申請を行う方針を明らかにしています。
企業もレベル4の実用化に向けた開発を加速させていて、このうち自動運転システムを開発する「ティアフォー」は自治体と連携し、長野県や石川県などで自動運転のバスを走行させる実証実験を行っています。
安全性や運用面の課題の検証を進めているということで、加藤真平社長は「技術水準はどんどん上がってきているので誰でも使える自動運転システムを開発し、広く提供していきたい」と話しています。
また、ソフトバンク傘下の「BOLDLY」も自動運転の実証実験やレベル4の導入に向けた準備を進めています。
政府は2025年度をめどに、全国の50か所程度で自動運転の移動サービスの導入を目指していて、地方の公共交通などで活用が広がっていくかが注目されます。
-- NHK NEWS WEB