大手電機メーカー東芝は、三重県四日市市を拠点とする半導体事業を分社化し、1日に新会社「東芝メモリ」が発足しました。分社化後、最初の平日の3日朝、出勤した社員らからは「不安もあるが、やれることを頑張る」といった声も聞かれました。
東芝は原子力事業の損失を穴埋めするため、四日市市に拠点を置く半導体事業を分社化して、1日に「東芝メモリ」として新会社が発足しました。物流関係も含め1万人以上が働く四日市工場では、分社化後、最初の平日となる3日朝、いつもどおり社員らが出勤していました。
56歳の男性社員は「分社化は事業を残すためなので、しかたがないことだと思う。今は不安もあるが、やれることを頑張り、世界に通用する半導体を作りたい」と話していました。一方で「話したいことはあるけれど言えません」と話す人もいました。
会社によりますと、今年度の新入社員はおらず、新会社の発足に伴う行事なども予定していないということです。
-- NHK NEWS WEB