東京・品川区の文具メーカーでは、新入社員がみずから削った鉛筆で入社後の抱負などを書くユニークな入社式が行われました。
鉛筆やボールペンなどを製造・販売している品川区の文具メーカー、三菱鉛筆では創業時の主力製品だった鉛筆に愛着を持ってもらおうと、毎年、鉛筆を使ったユニークな入社式を行っています。
ことしは18人の新入社員が入社式に出席し、小刀を使いながら慣れない手つきで鉛筆を削っていました。中には力を入れすぎて鉛筆がいびつな形になってしまう人もいましたが、先輩からコツを教わりながら、1本1本、丁寧に削って仕上げていました。
このあと、削った鉛筆を使って入社後の抱負や目標を書き上げ、「何事にも前向きに」とか「日進月歩」などと、それぞれ思い思いに記していました。
「一本入魂」と書いた西村光貴さん(22)は「お客様に満足して使ってもらえるような鉛筆を1本1本、届けていきたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB