おととしの東京オリンピック、陸上女子1500メートルで8位に入賞した田中希実選手がプロ転向を表明し「これまでより飛躍した成績を残し、多くの人の目にとまる選手になりたい」と決意を述べました。
兵庫県出身で23歳の田中選手は、日本のトップランナーのひとりで、おととしの東京オリンピックの1500メートルでは8位入賞を果たしました。
3日、田中選手は都内で会見を開き、今月からプロに転向し、新たに所属する大手スポーツ用品メーカーのサポートを受けながら活動していくことを明かしました。
そして、プロに転向した理由について「最近は与えられた環境への甘えからハングリー精神が少し弱まってきていた。世界のトップで戦うとなると強い思いと確かな取り組みが必要になってくるので、そこにはプロ意識が大事だと思い決断した」と話しました。
今後は、アメリカやケニアでのトレーニングを増やしていく考えを示したうえで「これまでより飛躍した成績を残し、多くの人の目にとまるような選手になりたい。これまでの自分やたくさんの方の思いに報いられるようがんばっていく」と決意を述べました。
-- NHK NEWS WEB
