岐阜県に本社がある西濃運輸は、大学在学中に奨学金を活用した社員を支援しようと、返済金を会社でいったん立て替えることで利息の負担をなくす「奨学金立替制度」をつくりました。
西濃運輸は、大学在学中の学費や生活費などを賄うために奨学金を借りたかどうか、昨年度までの3年間に入社した160人にアンケートを実施しました。
その結果、112人から回答があり、4人に1人が奨学金を活用していたことがわかりました。
借り入れた額は、
▽100万から200万が28.6%
▽200万から300万が35.7%
▽300万から400万と、400万から500万が、それぞれ14.3%で、
入社後、10年から20年かけて返済する計画になっていました。
これを受けて会社は、社員の返済を支援しようと、奨学金で借り入れた金額を会社がいったん立て替えて全額返済することで利息分の負担をなくす「奨学金立替制度」を創設しました。
社員は会社に返済する形になりますが、返済の開始時期や金額などは自分で決めることができるということで、西濃運輸は「制度を使ってもらうことで、社員の生活を少しでもサポートしたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB