大手牛丼チェーン「吉野家」の大阪市内の店舗で、共用の紅しょうがを自分が使った箸で直接食べる迷惑行為をしたとして、30代の2人が警察に逮捕されました。迷惑行為の様子を撮影し、SNS上に投稿していたということです。
逮捕されたのは、いずれも大阪 西成区に住む、建築業の嶋津※龍容疑者(35)と、飲食店経営の岡敏秀容疑者(34)の2人で、警察によりますと、去年9月、大手牛丼チェーン「吉野家」の大阪 住之江区にある店舗で、共用の容器に入った紅しょうがを自分が使った箸で直接食べる迷惑行為をしたとして、器物損壊と威力業務妨害の疑いが持たれています。
嶋津容疑者は、その後、起訴されています。
嶋津容疑者が紅しょうがを食べ、その様子を岡容疑者がスマートフォンで撮影し、SNS上に投稿していたとみられるということです。
被害に遭った店は、ことし2月になって動画がSNS上に投稿されているのに気付き、一時、店を閉めて消毒作業を行いました。
これまでの警察の調べに対し、嶋津容疑者は「みんなを笑わせたいと考えた」と話し、岡容疑者は「おもしろいことをやってと頼んだら、いきなり自分の箸で食べた。おもしろくてみんなに見てほしかったので投稿した」などと話しているということです。
吉野家は「お客様に安心してご利用いただけるよう、従業員による店内の様子の確認を強化するなど対策を進めます。今後もこうした行為には厳正に対処します」とコメントしています。
※「龍」は、「立」の上の点の部分が横棒。
-- NHK NEWS WEB