JR東日本は、羽田空港と東京駅などを結ぶ新たな路線「羽田空港アクセス線」についてことし6月から本格的な工事を開始し、2031年度の開業を目指すと発表しました。
JR東日本が計画する「羽田空港アクセス線」は、羽田空港と東京駅や新宿駅、それに新木場駅などを結ぶ3つのルートからなり、インバウンド需要の拡大などに対応するため整備されます。
このうち会社では、東京駅から品川区の東京貨物ターミナルを経由し、羽田空港までを結ぶ路線について、ことし6月に本格的に工事を開始すると発表しました。
現在、JRを使って東京駅から羽田空港に向かう場合は東京モノレールなどへの乗り換えが必要で、30分程度かかりますが、新たな路線では所要時間が、およそ18分に短縮されるということです。
また開業については、トンネルなどの施工方法について精査した結果、当初の計画より2年遅れの2031年度の開業を目指すということです。
JR東日本の深澤祐二社長は、「今後の日本の発展を思うと羽田空港は重要だ。コロナ禍で減った利用客も復活し、インバウンドの客も増えるため、交通面で貢献したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB