リオデジャネイロオリンピックのレスリング女子の金メダリスト、土性沙羅選手が愛知県にある住宅関連企業の入社式に出席し「東京オリンピックで2連覇できるように今まで以上にレスリングと向き合っていきたい」と新社会人としての抱負を述べました。
22歳の土性選手は、リオデジャネイロオリンピックのレスリング女子69キロ級の金メダリストで、先月、愛知県にある至学館大学を卒業し、住宅関連企業に入社しました。3日は、グループ企業の新入社員およそ30人とともに愛知県犬山市で行われた入社式に参加し、辞令の交付を受けました。
土性選手は入社式のあと会見し「これからは社会人になって新たなステージに上がります。学生の時よりもレスリングと向き合う時間が増えると思うので3年後の東京オリンピックで2連覇できるように今まで以上にレスリングと向き合って練習に取り組んでいきたい」と抱負を述べました。
土性選手は入社後も引き続き至学館大学を拠点に練習を続け、2020年の東京オリンピックを目指すということです。
会見にはリオデジャネイロオリンピックの金メダリストで去年、この会社に入社した登坂絵莉選手も先輩社員として出席しました。
登坂選手は土性選手から社会人としての心構えを聞かれ、「レスリングを仕事としてやっていくので背負うものが増えます。日常生活やレスリング以外の行動も気をつけていかなくてはならないと思います」と答えていました。
土性選手はことし6月、社会人として最初の試合となる全日本選抜選手権に出場する予定です。
-- NHK NEWS WEB