楽天モバイルの携帯電話基地局の整備に関わる業務委託費を水増しし、会社からおよそ25億円をだまし取ったとして逮捕・起訴された会社の元部長ら3人について、警視庁は、ほかにも業務委託費を水増しし、およそ24億円をだまし取ったとして、5日にも詐欺の疑いで再逮捕する方針です。
楽天モバイルの元物流管理部長・佐藤友紀被告(46)と、業務委託先の物流会社 日本ロジステックの元常務・三橋一成被告(53)、それに下請けの運送会社「TRAIL」の社長・濱中治被告(49)の3人は、楽天モバイルが日本ロジステックに業務委託した携帯電話基地局の整備に関する費用をおよそ9億2000万円水増しするなど、およそ25億円を楽天モバイルに不正に請求し、だまし取ったとして逮捕・起訴されています。
その後の警視庁の調べで、3人がさらに業務委託費をおよそ9億円水増しし、およそ24億円を会社に不正に請求してだまし取った疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。
3人はおととしまでの3年間におよそ100億円を水増し請求し、このうち元部長側にはおよそ50億円が還流されていたとみられるということです。
警視庁は5日にも詐欺の疑いで3人を再逮捕する方針で、金の流れなどを詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB