5日の東京株式市場は、アメリカ経済の減速への懸念からほぼ全面安となり、日経平均株価は400円以上値下がりしました。
日経平均株価、5日の終値は、4日より474円16銭安い2万7813円26銭。
東証株価指数=トピックスは、38.92下がって1983.84。
一日の出来高は11億6563万株でした。
5日、取り引き開始直後から値下がり幅が拡大し、ほぼ全面安の展開となりました。
その背景には、4日にアメリカで公表された雇用に関する経済指標が市場予想を下回ったことがあります。
この結果を受けて、投資家の間では、これまで続いてきた利上げによる景気へのマイナスの影響が顕在化してきているのではないか、という警戒感が強まりました。
こうした中、「金」の先物の価格は上昇しました。
リスクを避けようと株式を売り、比較的安全とされる「金」に投資資金を振り向ける動きが強まったためで、4日深夜には取り引き時間中の最高値をつけました。
金融不安への懸念も依然としてくすぶる中、経済指標に一喜一憂する展開が当面続きそうです。
-- NHK NEWS WEB