アメリカの経済誌フォーブスは、ことしの世界の富豪ランキングを発表し、フランスの高級ブランドグループで「ルイ・ヴィトン」などを傘下に持つLVMHグループの会長、ベルナール・アルノー氏と家族がトップとなりました。去年トップだったアメリカの電気自動車メーカー、テスラのCEOイーロン・マスク氏は2位でした。
世界一の富豪となったのはフランスの高級ブランドグループで「ルイ・ヴィトン」など75のブランドを傘下に持つLVMHグループ会長のベルナール・アルノー氏と家族で、保有資産は2110億ドル、日本円でおよそ28兆円です。
富裕層を中心に高級ブランドを購入する人が増えたことでLVMHの株価が上昇し、去年と比べて保有資産は530億ドル増えました。
去年トップだったアメリカの電気自動車メーカー、テスラのCEO、イーロン・マスク氏は保有資産が1800億ドル、日本円でおよそ23兆円でした。
日本人の首位は「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長と家族で、保有資産は326億ドル、日本円で4兆2000億円あまりで39位でした。
一方、株価の下落や金利の上昇などの影響により、10億ドル以上の資産を持つ富豪は世界で2640人と去年と比べて28人減り、合計の資産額は12兆2000億ドルと5000億ドル減ったということです。
-- NHK NEWS WEB