AI=人工知能との対話ソフト「ChatGPT」をめぐる議論が活発となる中、松本総務大臣は、今月末のG7デジタル・技術相会合で、AI技術にどう対応していくかを議題とする考えを示しました。
アメリカのベンチャー企業「オープンAI」が開発した「ChatGPT」は、急速に活用が広がっていますが、一部の国で規制に向けた動きが出ているほか、日本では文部科学省が学校現場での取り扱いについて検討を始めるなど、議論が活発になっています。
これに関連して、松本総務大臣は記者会見で「『ChatGPT』をはじめとするAIの急速な進化の中で、誤った利用をした場合の社会的影響の大きさや、個人情報が収集されかねないとの問題も指摘されている」と述べました。
そのうえで「AIの推進や規制については、世界各国が連携して取り組むことも重要だ。AIのプラスとマイナスについて分析・検証を進めるべく、G7の議長国として議論を主導したい」と述べ、G7広島サミットに先立って、今月29日から群馬県高崎市で開かれるデジタル・技術相会合で、AI技術にどう対応していくかを議題の一つとする考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB