回転ずしチェーン大手の「はま寿司」は、福島県にある店舗で、社内で定めた「使用期限」を過ぎた食材を客に提供していたと発表しました。
発表によりますと、福島県郡山市にある「はま寿司 郡山堤店」で、社内で定めた「使用期限」が過ぎた食材で、変色などの劣化が確認されなかったものについて、期限を示すシールを貼り替えるなどして、食材として使っていたということです。
会社では、使用期限を過ぎた食材は廃棄するよう指示していましたが、調査に対して、一部の従業員は「多少の超過なら安全上も問題ない」とか「食品ロスを削減したかった」と答えているということです。
会社では、この問題による健康被害は確認されていないとしていて、今後、社員教育を強化したり、人の手に頼らない食材管理の方法を検討したりして、再発防止に取り組むとしています。
はま寿司は「今回のルールの不徹底は店舗の責任ではなく、会社の運営そのものにも問題があると受け止めています。真摯(しんし)に反省し、改善策を講じていきます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB