今回行われた知事選挙の中で唯一、与野党が全面的に対決する構図となった北海道知事選挙は、与党などが推薦した現職の鈴木直道氏が野党側が支援した元衆議院議員らを抑えて2回目の当選を確実にしました。
鈴木氏は、埼玉県出身の42歳。
東京都の職員や北海道夕張市の市長を経て4年前の選挙で初当選しました。
今回の北海道知事選挙は、全国で唯一、与野党が全面的に対決する構図となりました。
現職の鈴木氏を自民党と公明党、地域政党の新党大地が推薦。
これに対し、元衆議院議員の池田氏を立憲民主党が推薦。共産党、国民民主党道連、社民党、地域政党の市民ネットワーク北海道が支持し、激しい選挙戦が展開されました。
鈴木氏は、新型コロナへの対応など4年間の実績を強調し、道政の継続を訴えるとともに、企業の本社機能の移転や先端産業の誘致で新たな人材を呼び込み、北海道経済を成長させると訴えました。
そして、推薦を受けた自民党、公明党の支持層を固めたほか、無党派層からも幅広い支持を集めて2回目の当選を確実にしました。
-- NHK NEWS WEB