20年ぶりに新人どうしの争いとなった大分県知事選挙は、自民党と公明党県本部が推薦した元大分市長の佐藤樹一郎氏の初めての当選が確実になりました。
佐藤氏は、大分市出身の65歳。
昭和55年に旧通商産業省に入り、中小企業庁の次長などを経て平成27年の大分市長選挙で初当選し、先月、知事選挙に立候補するため辞職しました。
5期務めた現職の引退表明を受け、今回の大分県知事選挙は、佐藤氏と元参議院議員の安達氏の新人どうしによる一騎打ちの構図となりました。
選挙戦で佐藤氏は2期8年務めた大分市長としての実績を強調するとともに、現職の知事の後継として子育て支援や企業誘致、それに地方創生の実現などに取り組むと訴えました。
そして、推薦を受けた自民・公明両党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層からも支持を集め、初めての当選を確実にしました。
-- NHK NEWS WEB