東京では、中小企業60社余りが集まって合同の入社式が行われました。
3日、東京中小企業家同友会が開いた合同の入社式には、ITや製造業など加盟する63社の新入社員230人が出席しました。
河原八洋代表理事があいさつしたあと、防犯設備会社に入社した岩田拓也さんが「社会人として報酬に見合う活躍をすると同時に仕事を通して人によい影響を与えられる人間になりたい」と新入社員を代表して抱負を述べました。
東京中小企業家同友会では、同業の会社が集まって就職説明会を開くなど、協力し合ってここ数年、新入社員の採用を増やしてきました。ただ、学生に優位な「売手市場」が続く中、多くの企業では必要な人員を確保できていないということです。
東京・大田区の建設会社の社長は「多くの会社の中からうちの会社に入ってくれてとても頼もしく歓迎している。貴重な人材なので大切に育てていきたい」と話していました。この会社に入社した女性は「不安と期待で緊張しています。わからない事ばかりなので、先輩の話を聞きながら前向きに素直に仕事を頑張りたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB