野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで大谷翔平選手が登板した準々決勝の観戦チケットを転売したとして、45歳の会社員が警察に逮捕されました。正規の価格の20倍以上で転売していたということです。
逮捕されたのは、東京 清瀬市の会社員、和田剛一容疑者(45)です。
警察によりますと、先月16日に東京ドームで行われたWBCの準々決勝、日本対イタリアの観戦チケット1枚をインターネットで不正に転売したとして、チケット不正転売禁止法違反の疑いが持たれています。
この試合には大谷選手が先発ピッチャーとして登板し、正規の価格である3500円のおよそ21倍にあたる7万5000円で転売していました。
警察によりますと、WBCの観戦チケットの不正転売の摘発は全国で初めてで、調べに対し「生活費の足しにしようとした」と話しているということです。
容疑者の自宅からは、WBCの韓国戦やチェコ戦の観戦チケットのほか、日本シリーズのチケットなども複数枚、見つかっていて、警察は2019年ごろからチケットの不正転売を繰り返し、少なくとも500万円以上を得ていたとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB