新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」が、中国や韓国で人気を集めています。このうち中国では興行収入が日本を上回り、日本のアニメ映画としては歴代1位を記録しました。
「すずめの戸締まり」は、幼いころ震災を経験した女子高校生、鈴芽が災いの元となる“扉”を閉じるため、日本各地を巡りながら冒険を繰り広げる新海誠監督のアニメ映画です。
中国や韓国などで先月から公開され、配給会社などによりますと、中国では17日午後の時点で興行収入が7億5200万人民元、日本円にして146億円余りになったということです。
日本での興行収入は、16日の時点で144億7900万円で、中国での興行収入が上回ったことになります。
また、累計観客数も2260万人を超え、興行収入とともに中国での日本のアニメ映画の歴代1位を記録しました。
作品を鑑賞した20代の女性は「映画は災難からの再生を描いていて、コロナ禍を経験した多くの人が共感していると思います」と話していました。
作品は、韓国でも人気を集め、先月8日に公開されて以降、これまでの累計観客数は469万人にのぼり、日本映画で歴代1位を記録しています。
-- NHK NEWS WEB