プラチナバンドと呼ばれる電波の帯域をめぐって、ことし秋ごろをめどに携帯電話への新たな割り当てが行われる見通しとなりました。これまで割り当てのなかった楽天モバイルは申請を行うものとみられ、大手4社の競争環境に影響を与えることも予想されます。
プラチナバンドは、屋内や地下でも届きやすい携帯電話の周波数帯で、NTTドコモとKDDI、ソフトバンクの大手3社が使用し、新規参入した楽天モバイルが自社への割り当てを求めてきました。
総務省の有識者会議は、プラチナバンドのうち地上デジタル放送などへの電波の干渉を防ぐ目的でこれまで割り当てのなかった帯域について、18日の会合で技術的に割り当てが可能だとする報告案をとりまとめました。
松本総務大臣は、18日の閣議のあとの会見で、「秋ごろの割り当てを目指して手続きを進めたい」と述べ、具体的な準備を進めていく考えを明らかにしました。
楽天モバイルは、自社への割り当てに向けて申請を行うものとみられます。
プラチナバンドは、携帯各社にとって電波がつながりやすくなる有効な手段となることから、大手4社の競争環境に影響を与えることも予想されます。
-- NHK NEWS WEB