海外ファンドへの投資をかたって金をだまし取ったとして逮捕・起訴された東京のコンサルティング会社の社長が、顧客にファンドへの貸付を装って契約させていたとして組織犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕されました。
警視庁は会社の事務所などから5億円余りの現金を押収し、金の流れを詳しく調べています。警視庁の調べに対し容疑を否認しているということです。
再逮捕されたのは、東京のコンサルティング会社「FRich Quest」の社長、森野広太容疑者(38)です。
警視庁によりますと、社長は海外のヘッジファンドへの投資をかたって178人から6億8000万円余りをだまし取ろうとした際に、ファンドへの貸付を装って契約させていたとして組織犯罪処罰法違反の疑いがもたれています。
警視庁の調べに対し容疑を否認しているということです。
社長らは、20代から30代の若い世代を中心におよそ200億円を集めていたとみられていて、警視庁はこれまでに会社の事務所などから5億2000万円余りの現金を押収したということです。
押収された現金が犯罪収益とされた場合は検察庁に没収され、顧客に返される可能性があるということです。
警視庁は、引き続き、金の流れを詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB