パナソニックは、2003年以降に販売した衣類乾燥除湿機の一部の製品について、設計上の不備によって発火などのおそれがあるとしてリコールを届け出ました。対象はおよそ164万台で、会社では、無料での交換などの対応を取る方針です。
パナソニックによりますと、リコールの対象となるのは2003年以降に販売した衣類乾燥除湿機のうち、「デシカント方式」や「ハイブリッド方式」と呼ばれるタイプ、およそ164万台です。
2007年以降、乾燥除湿機の内部から発煙・発火する事故が国内で11件、海外で1件確認されたため会社が原因を調べたところ、設計上の不備によってモーターの回転数が低下し、発火などにつながる可能性が見つかったということです。
会社では、
▽製造打ち切り後、8年以内の製品については対策を講じたものに無料で交換するほか、
▽打ち切り後、8年を超えるなどした製品については、タイプに応じて最大で2万円を支払って引き取るとしています。
パナソニック空質空調社品質センターの松井雅史所長はオンラインの記者会見で「ご迷惑をおかけしますが、対象の製品を使っている人には直ちに使用を中止していただきたい」と話していました。
問い合わせの電話番号は、0120-878-420です。
-- NHK NEWS WEB