経営が悪化していたアメリカの新興メディア「バズフィード」は、経費を削減するため報道部門の「バズフィード・ニュース」を閉鎖すると発表しました。
バズフィードは20日、報道部門の「バズフィード・ニュース」を経費を削減するために閉鎖し、今後、報道の事業は買収したメディア「ハフポスト」で行っていくと発表しました。
インターネットを活用し、無料でニュースを配信するバズフィードは2006年に創業し利用者を増やしてきました。
しかし、去年10月から12月までの3か月間の決算は、広告収入が前の年の同じ時期より大幅に減少したことなどから最終損益がおよそ1億ドル、日本円で130億円の赤字に陥り、経営の見直しを迫られていました。
会社は全従業員のおよそ15%を削減する計画で、アメリカのメディアはおよそ180人が削減されると伝えています。
ペレッティCEOは、社員に宛てたメッセージの中でデジタル広告市場の縮小などを経費削減が必要な理由として挙げ「独立した組織としてバズフィード・ニュースに資金を供給し続けることはできないと判断した」と説明しています。
-- NHK NEWS WEB