以前、ジャニーズ事務所に所属していた男性が当時の社長で4年前に亡くなったジャニー喜多川さんに性的な行為を受けていたと会見で述べたことなどを受けて、ジャニーズ事務所が社員や所属タレントへの聞き取り調査を行ったことが分かりました。
ジャニーズ事務所をめぐっては、以前、事務所に所属していた男性が当時の社長で2019年に亡くなったジャニー喜多川さんに15歳のころから性的な行為を受けていたと会見で述べました。
関係者によりますとこうしたことなどを受けてジャニーズ事務所は、社員や所属するタレントへの聞き取り調査を行うとともに取引先の企業に対し、対応について説明する文書を送ったということです。
文書では、こうした報道や告発について真摯(しんし)に受け止めているとした上で現時点では問題は確認されていないものの、社内でのヒアリングのため十分であるとは考えていないなどと説明しているということです。
また、すでに退所したタレントについてはプライバシーに配慮した上で外部の相談窓口を設置するなどの準備を進めているということです。
そして、所属するタレントなどについても専門性や中立性のある窓口に相談できる体制や制度の準備を進めているとしています。
ジャニーズ事務所では、後日、こうした内容についての詳細を発表するということです。
-- NHK NEWS WEB