静岡県掛川市は、新型コロナウイルスのワクチン接種のコールセンター業務を委託していた近畿日本ツーリストが、業務にあたった人数を偽り、およそ2200万円を過大請求していたと発表しました。この会社による過大請求は静岡県焼津市でも明らかになっています。
掛川市によりますと、新型コロナのワクチン接種のコールセンター業務について、おととし3月からことし3月末まで近畿日本ツーリストの静岡支店に委託し、およそ1億5000万円を支払っていたということです。
しかし、静岡支店の担当者は、掛川市に指定されたオペレーターの数より少ない人数で再委託先の会社に業務を発注していながら、掛川市には指定された人数分の人件費を請求していたということです。
過大請求額はおよそ2200万円にのぼり、掛川市では今後、経緯などについて近畿日本ツーリストに説明を求めることにしています。
近畿日本ツーリストは「過大請求があったのは事実です。おわび申しあげます。詳しい社内調査の結果がまとまりしだい、公表いたします」とコメントしています。
静岡県内では、20日、焼津市が近畿日本ツーリストによる同様の過大請求があったと発表しています。
-- NHK NEWS WEB
