韓国のユン・ソンニョル大統領は、バイデン大統領との首脳会談に臨むため、24日アメリカに出発しました。会談で両首脳は、北朝鮮への対応でアメリカの核戦力を含む抑止力で同盟国を守る「拡大抑止」の強化を確認する見通しです。
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は24日午後、専用機でアメリカに出発し、ワシントンで現地時間の26日にバイデン大統領との首脳会談に臨みます。
米韓両国はことし、同盟関係を結んで70年の節目で、韓国の大統領としては、2011年以来、12年ぶりの国賓訪問です。
首脳会談では、北朝鮮が核・ミサイル開発に一段と拍車をかける中、アメリカの核戦力を含む抑止力で同盟国を守る「拡大抑止」の強化を確認する見通しです。
これに関連して24日付けの韓国大手紙の東亜日報は、北朝鮮が核を使用すれば、アメリカも核を使用するとの文言を共同文書に盛り込むよう、韓国政府がアメリカ政府に求めていると報じました。
韓国大統領府は先週、首脳会談について「『拡大抑止』をより具体的に示す契機となる」と述べていて、首脳会談を通じて米韓両国の強固な同盟関係を内外に示したい考えです。
-- NHK NEWS WEB