次世代の通信ネットワークの開発を進めるNTTと共同開発を進めるアメリカのIT企業などが大阪に集まり、2030年ごろの実用化を見据え、実証実験を加速させる方針を確認しました。
NTTは、現在の光ケーブルなどよりも、高速で大容量のデータを伝送できる次世代の光通信ネットワークの「IOWN」の開発を進めています。
25日は、共同開発を進める日本の電機メーカーやアメリカのIT企業、それに大学の研究者など400人余りが大阪に集まり、今後の開発方針などについて議論しました。
計画では、2030年ごろに通信容量を4Gに比べて125倍に、通信機器などの消費電力を100分の1にすることを目指しています。
会議では、この目標の達成に向けて、活用が期待されるスマートシティーやエンターテインメントなどの分野で、来年にかけて実証実験を加速させ、その後、実用化に向けた開発を進める方針を確認しました。
アメリカのIT大手、アクセンチュアの幹部は記者会見で「新しいネットワークの構築に向けて、まさに本気で取り組んでいる」と述べ、早期の実用化を目指す考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB