日野自動車の昨年度1年間のグループ全体の決算は、排ガスなどの検査データの不正問題で、顧客への補償費用などが膨らんだことから、最終的な損益は過去最大となる1100億円余りの赤字となりました。
日野自動車が26日に発表した昨年度の決算によりますと、円安による効果などで売り上げは1兆5073億円と、前の年と比べ3.3%増えました。
一方、最終的な損益は、排ガスなどの検査データの不正問題を受けた仕入れ先や、顧客に対する補償費用などで922億円の損失を計上したことから1176億円の赤字でした。
1年間の決算としては過去最大の赤字で、最終赤字となるのは3期連続となります。
会社では、検査不正の発表から1年以上が経過したものの、依然として一部の大型トラックなどは出荷が再開できておらず、影響が長期化しています。
-- NHK NEWS WEB