アメリカのIT大手マイクロソフトによるゲーム大手の買収計画について、イギリス当局は市場の競争を妨げるおそれがあるとして、計画を承認しないと発表しました。
マイクロソフトは去年1月、人気ゲーム「コール・オブ・デューティ」などを手がけるアメリカのゲーム大手「アクティビジョン・ブリザード」を687億ドル、日本円でおよそ9兆円で買収すると発表しました。
これについて、イギリスの「競争・市場庁」は26日、市場の競争を妨げるおそれがあるとして、買収計画を承認しないと発表しました。
発表によりますと、マイクロソフトはすでにサーバー上でデータを管理する「クラウドゲーム」の分野で世界市場の60%から70%を占めていると推定され、買収はその優位性をさらに高めることになると指摘しています。
この決定について、イギリスのフィナンシャル・タイムズは「買収計画に大きな打撃を与える」と報じています。
-- NHK NEWS WEB