甲府市にある情報システム会社の代表が、売り上げを少なく申告し、法人税およそ3800万円を脱税したとして、東京国税局から告発されました。
告発されたのは、甲府市にある情報システム会社「エイチ・アイ・ワイ合同会社」とこの会社の高松洋代表(49)です。
関係者によりますと、この会社は、企業の人事や在庫管理の情報システムの構築やメンテナンスなどを手がけ、業績を伸ばしていましたが、税務署には売り上げの多くを申告せず、所得を少なく見せかけていた疑いがあるということです。
東京国税局査察部は去年3月までの3年間におよそ1億5700万円の所得を隠し、法人税およそ3800万円を脱税した疑いで会社と代表を東京地方検察庁に告発しました。
関係者によりますと、代表は不正に得た資金を借金の返済などに充てていたということです。
NHKの取材に対し、高松代表は「国税局の指導に従い修正申告を行い、納税もほぼ済ませています。多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げます」などとコメントしています。
-- NHK NEWS WEB