ホンダは、京都市の大手電池メーカー、GSユアサと共同で、およそ4000億円を投資し、国内に電池工場を建設する方針を固めました。EV=電気自動車の生産拡大に向けて、電池の安定調達を図るねらいです。
ホンダとGSユアサは、ことし1月に提携を発表し、合弁会社を設立して
▽高性能の電池や
▽効率的な生産方法の構築など
に取り組むことを明らかにしています。
関係者によりますと、両社は、EVや住宅向けのリチウムイオン電池の開発や量産に向けて、およそ4000億円を投資し、国内に電池工場を建設する方針を固めました。
世界的にEVシフトが加速する中で、ホンダとしてもEVの生産拡大に欠かせない電池の安定調達を図るねらいがあります。
国も経済安全保障の観点から蓄電池を「特定重要物資」の1つに指定し、国内生産を後押ししていて、両社に対し、1500億円程度の補助金を出す方向で調整を進めています。
EVの電池をめぐっては、トヨタ自動車が去年、日本とアメリカの工場で最大7300億円を投資すると発表するなど、各社とも開発や調達に力を入れています。
-- NHK NEWS WEB