来月適用する住宅ローンの固定金利の水準について、大手銀行の間では、金利を引き上げる銀行と引き下げる銀行があり、対応が分かれています。
住宅ローンの金利は長期金利の水準などを参考にそれぞれの銀行が決めています。
この長期金利は、アメリカで銀行の経営破綻が相次いだことなどから3月上旬以降低下していましたが、欧米での金融不安への懸念が後退したことを背景に今月に入ってから上昇傾向にあります。
こうした中、大手銀行の間では来月適用する住宅ローンの固定金利の水準を引き上げる動きが出ています。
このうち、10年固定のローンで最も優遇する場合の金利について、
三井住友銀行は0.05ポイント引き上げ、年0.94%にするほか、
みずほ銀行は0.05ポイント引き上げ、年1.25%、
りそな銀行は0.06ポイント引き上げ、年1.45%にします。
一方、三菱UFJ銀行は0.07ポイント引き下げ、年0.88%とするほか、
三井住友信託銀行は0.07ポイント引き下げ、年1.12%とします。
このほか、短期金利と連動する変動型の住宅ローンの金利は各行とも据え置くことにしています。
-- NHK NEWS WEB