夏を迎えた時にエアコンの故障などで熱中症にならないよう、空調メーカーの業界団体などは今の時期にエアコンの試運転を行い、不具合があった場合には早めの買い替えや修理を行うよう呼びかけています。
夏場はエアコンの設置や修理が集中するため、政府や業界団体では今の時期の試運転を勧めていて、4月中旬からは家電量販店の売り場でも呼びかけています。
空調メーカーによりますと、エアコンの試運転は気温が23度から25度の日が適しているということです。
方法としては冷房の温度を最も低くして冷風が出ているかを10分程度確認したうえで、さらに30分ほど運転して水漏れや異臭がないかを確認します。
また、ことしは電気代が高騰していることから消費電力を抑える取り組みとしてフィルターの掃除や室外機のまわりの整理整頓もあわせて呼びかけています。
ダイキン工業の由井明日香さんは「暑い日にエアコンが使えないと家の中で熱中症になってしまう心配があるので、きちんとエアコンの動きを確認していただきたい」と話しています。
空調メーカー各社によりますと、本格的な夏の時期は毎年、エアコンの在庫があっても設置の依頼が集中し、順番待ちとなることが多いということで、各社では試運転を行い、不具合があった場合には早めの買い替えや修理を行うよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB