OSと呼ばれる基本ソフトの世界シェアで、グーグルのアンドロイドがマイクロソフトのウィンドウズを抜いて、初めて首位になったと民間の調査会社が発表し、「マイクロソフトが世界のOSをリードする時代は終わった」と分析しています。
パソコンやスマートフォンを動かすOSと呼ばれる基本ソフトの動向について分析している、アイルランドの民間調査会社は3日、先月のOSの世界シェアを発表しました。
それによりますと、グーグルのアンドロイドが37.93%を占め、マイクロソフトのウィンドウズを0.02ポイント上回り、初めて首位になりました。
5年前の2012年、ウィンドウズのシェアが80%を超える一方、アンドロイドはわずか2%余りでしたが、スマートフォンの普及とパソコンの売り上げの減少などで、スマートフォンに幅広く導入されているアンドロイドの利用が急拡大したということです。
ただ、パソコンに限るとウィンドウズのシェアは84%と、依然首位を保っています。
調査会社は「マイクロソフトが世界のOSをリードする時代は終わった。ただ、AI=人工知能の普及など時代の変化によって、再び優位に立つチャンスもある」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB