週明け1日の東京外国為替市場、日米の金利差の拡大が意識され円を売る動きが強まり円相場は値下がりしました。
外国為替市場では先週末、金融政策を決める会合で日銀が大規模な緩和策を維持する姿勢を示した一方で、アメリカで現地時間の今月2日から開かれる金融政策を決める会合では中央銀行にあたるFRBが利上げをするという見方が強まっています。
このため、日米の金利差の拡大が意識され円を売ってドルを買う動きが強まり円相場は値下がりしました。
午後5時時点の円相場は先週末と比べて、1円1銭円安ドル高の1ドル=136円72銭から73銭でした。
ユーロに対しては、先週末と比べて1円3銭円安ユーロ高の1ユーロ=150円42銭から46銭でした。
ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1002から04ドルでした。
市場関係者は「経営への懸念が高まっていたアメリカの『ファースト・リパブリック・バンク』の経営破綻が金融当局によって発表されたものの、合わせて大手銀行が買収することも明らかになったため、為替市場への影響は限定的だった。ただアメリカの金融市場に与える影響は、今後も慎重にみていく必要がある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB