5月2日の東京株式市場、日経平均株価は3営業日連続でことしの最高値を更新しました。ただ、大幅な上昇にはならず、小幅な値動きにとどまりました。
▽日経平均株価、2日の終値は1日の終値より34円77銭高い、2万9157円95銭となり、終値としてことしの最高値を更新しました。
▽東証株価指数=トピックスは2.53下がって2075.53。
▽1日の出来高は10億3952万株でした。
アメリカのファースト・リパブリック・バンクの経営破綻のあとの東京市場、注目された取り引きは値上がりで始まりました。
経営破綻にはなったものの、資産と業務が大手銀行に引き継がれたことで金融不安への懸念が後退したためです。
それよりも、アメリカの長期金利の上昇を受けて、円を売ってドルを買う動きが強まり、円安が加速したことで、輸出関連銘柄を中心に買い注文が集まりました。
ただ、午後に入ると値上がりした銘柄に売り注文も出たことや、日本時間の2日夜から開かれるアメリカ FRBの金融政策を決める会合を前に様子見の投資家も多く、小幅な値動きに転じました。
連休中には、ヨーロッパの中央銀行の会合やアメリカの雇用統計の発表もあります。
投資家にとっては気の休まらない大型連休となりそうです。
-- NHK NEWS WEB