日本の外務大臣として初めて林大臣がカリブ海地域のトリニダード・トバゴを訪れ、外相会談で気候変動対策や防災などで支援していく方針を伝えました。
中南米5か国を歴訪中の林外務大臣は、最初の訪問国、トリニダード・トバゴでブラウン外相と日本時間の5月1日夜から2日未明にかけて食事をしながらおよそ2時間半、会談しました。
林大臣は「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国への関与をめぐり、日本はカリブ海の島しょ国に対し、各国の事情に応じたきめ細かな支援を行っていると説明しました。
そのうえで、トリニダード・トバゴに対し、これまで行ってきた観光や漁業に悪影響を与える海草の除去などに加え、環境保全や気候変動対策、防災などの分野で必要な支援していく方針を伝えました。
また、エネルギー分野を中心とした日系企業の活動をめぐっても意見を交わし、ブラウン外相は日系企業による投資を歓迎するとともに両国間の経済協力の強化に期待を示しました。
-- NHK NEWS WEB