奈良県から和歌山県に続く山を登っていたとみられる56歳の男性と、5月1日から連絡が取れなくなり、警察は男性が遭難したとみて消防とともに捜索にあたっています。
行方が分からなくなっているのは、三重県四日市市に住む会社員の56歳の男性です。
警察によりますと、男性は4月30日、「登山に出かける」と言って1人で自宅を出ましたが、5月1日に家族がスマートフォンのアプリを通じて男性の位置情報を確認したところ、奈良県天川村の弥山の近くで途切れていたということです。
その後、携帯電話もつながらず、2日、警察に届け出たということです。
男性のアプリには、4月30日から5月4日までの日程で奈良県吉野町の吉野山から大峯奥駈道を通って和歌山県の新宮市まで歩く登山計画が登録されていました。
登山を始めたとみられる地点の吉野山の駐在所にある防犯カメラには4月30日、男性とよく似た人物が1人で歩く様子が写っていたということです。
こうしたことから警察は、男性が登山中に遭難したとみて3日から、消防とともに捜索にあたっています。
男性は、身長が1メートル70センチほどで緑のTシャツを着ているということで、警察は登山者などに情報提供を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB