4日のニューヨーク株式市場は、取り引き開始直後から銀行株を中心に売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、400ドルを超える値下がりとなりました。
1日にアメリカの銀行、「ファースト・リパブリック・バンク」が経営破綻したあと、FRB=連邦準備制度理事会が3日、0.25%の利上げを決めたことを受けて、アメリカの銀行の経営が悪化して景気が落ち込むことへの懸念から売り注文が膨らんでいます。
銀行の株価は軒並み下落し、このうち西部カリフォルニア州に拠点を置く銀行、「パシフィック・ウエスタン・バンク」を傘下に持つ持ち株会社の株価の下落率が一時、60%を超えるなど一部の銀行の株価は急落し、経営への懸念が高まっています。
-- NHK NEWS WEB