経済産業省は、海外企業やファンドによる買収や資本提携を活用し成長につなげた国内企業の事例集を初めて作成しました。海外からの直接投資の拡大や企業の成長を後押しするねらいです。
成長と分配の好循環を実現するため、政府は海外から日本への直接投資を今の倍以上の100兆円に増やすことを目指す方針です。
こうした中、経済産業省は、海外企業や投資ファンドによる買収や資本提携を通じ成長につなげた国内企業20社の事例を初めてまとめました。
このうち、2014年に三重県の食品メーカーが海外の投資ファンドからの投資を受け入れたケースでは、新しい経営陣が社員との対話を繰り返して組織の一体感を保ったことや、ファンドが持つネットワークを使って外部から専門人材を招いた結果、海外での売り上げが大きく増えたことなどが掲載されています。
大企業だけでなく中小企業やスタートアップ企業の事例も掲載していて、この事例集を活用してもらうことで海外からの直接投資の拡大や企業の成長を後押しするねらいがあります。
-- NHK NEWS WEB