エネルギー価格や物価の高騰が続く中、千葉県は子育て世帯を支援するため、小学生から高校1年生までを対象に、1人あたり1万円を給付することなどを盛り込んだ209億円余りの補正予算案を編成しました。
千葉県がまとめた5月補正予算案では、エネルギー価格や物価の高騰への対応として、総額で209億2900万円を計上しています。
この中では、県独自の支援として、子どもの習い事などにかかる負担を軽減しようと、小学生と中学生を対象に1人あたり1万円を給付する事業に54億円を盛り込んだほか、制服や教材の購入などで、特に経済負担が大きい高校1年生を対象に、1人あたり1万円を支給するため6億円を計上しました。
いずれも、給付に関して保護者の所得制限は設けないということです。
また、新たに、国の負担軽減策の対象になっていない、LPガスを利用している消費者への支援として23億4000万円を、電力の使用量が多い「特別高圧」と呼ばれる契約を結ぶ中小企業への支援として20億円を計上しました。
この補正予算案は、5月に開会する県議会の臨時議会に提出されます。
-- NHK NEWS WEB