任天堂の昨年度1年間の決算は、主力のゲーム機、「ニンテンドースイッチ」の販売が伸び悩んだことから、売り上げ、最終的な利益ともに前の年度より減少しました。
発表によりますと、任天堂の昨年度1年間のグループ全体の決算は、売り上げが前の年度より5%減少して1兆6016億円、最終的な利益が9%減って4327億円となりました。
これは、主力のゲーム機、「ニンテンドースイッチ」が半導体不足の影響による生産の停滞に加えて、年末商戦での苦戦などで販売が伸び悩んだためで、昨年度の販売台数は1797万台と前の年度より22%減少しました。
また、ソフトウエアの販売も前の年度より9%減少しました。
会社では、今年度1年間の「ニンテンドースイッチ」の販売台数について、昨年度より16%少ない1500万台になるという見通しを示した上で、最終的な利益が昨年度より21%減って3400億円になる見込みだとしています。
オンラインで会見した古川俊太郎社長は「ニンテンドースイッチは発売から7年目を迎え、これまでと同じペースで販売を続けることは難しいと思うが、新たな購入と2台目以降の需要を最大化できるよう取り組んでいきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB