インターネット上の仮想通貨、ビットコインの利用が国内でも増える中、大手家電量販店のビックカメラは、7日から東京都内の一部の店舗で支払いの手段として導入することを正式に発表しました。
発表によりますと、ビックカメラは東京・千代田区と新宿区の合わせて2店舗で7日からビットコインを支払いの手段として導入し、1回の会計で最大10万円分まで使うことができるということです。
大手の小売業でビットコインの導入は珍しいということですが、この会社は、普及が進んでいる海外からの旅行者の利用に加え、今後は国内の利用者も増えると見込んでいて全国の店舗への拡大も検討していくということです。
ビットコインは、インターネット上でやり取りされる仮想通貨の1つでスマートフォンで送金ができ手数料が安いことが特徴で、国内でも導入する飲食店などが増えています。
仮想通貨をめぐっては、3年前に取り引きの仲介業者が経営破綻したのをきっかけに4月から仮想通貨と実際の通貨を交換する業者が登録制となるなど規制が強化されました。利用者保護の取り組みも進む中、小売店の間で導入が広がっていくのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB