楽天モバイルの携帯電話基地局の整備に関わる業務委託費を水増し請求したとして逮捕・起訴された会社の元部長ら3人について、警視庁は、ほかにも業務委託費を水増しし、およそ49億円をだまし取ったとして、10日にも詐欺の疑いで再逮捕する方針です。
楽天モバイルの元物流管理部長 佐藤友紀被告(47)と業務委託先の物流会社日本ロジステックの元常務 三橋一成被告(53)、それに下請けの運送会社「TRAIL」の社長 濱中治被告(49)の3人は、楽天モバイルが日本ロジステックに業務委託した携帯電話基地局の整備に関する費用を楽天モバイルに水増し請求し、合わせておよそ49億円をだまし取ったとして、逮捕・起訴されています。
捜査関係者によりますと、おととし9月から10月にかけて、3人がほかにも業務委託費をおよそ18億円水増しし、およそ49億円を楽天モバイルに不正に請求してだまし取った疑いがあるとして、10日にも詐欺の疑いで3人を再逮捕する方針を固めたことが分かりました。
3人は、おととしまでにおよそ100億円を水増し請求し、このうち元部長側にはおよそ50億円が還流されていたとみられ、警視庁は金の流れなどを詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB