ネット通販が拡大し宅配業界で荷物の再配達への対策が課題となる中、ネット通販大手の楽天は、日本郵便が届ける荷物について、初回の配達で受け取った場合に、通販サイトで使えるポイントを付与するサービスを始めることになりました。
宅配業界では、ネット通販の荷物の増加と人手不足で、従業員の長時間労働などが深刻化していて、再配達への対策は大きな課題となっています。
楽天は日本郵便と協力し、今月25日から、注文した荷物を初回の配達で受け取った場合に、通販サイトで使えるポイントを付与するサービスを始めるということです。
このほか年内をめどに、楽天で注文し日本郵便が届ける荷物について、自宅の玄関前など指定した場所で受け取ることができるサービスの導入も検討しているということです。ただ、荷物が盗まれたり破損したりするおそれもあるため、両社で詳細を協議しているということです。
再配達への対策をめぐっては、日本郵便が、郵便局で受け取った場合に小売業界などで使われているポイントを付与したり、ヤマト運輸がコンビニ最大手のセブンーイレブンの一部店舗に、宅配ロッカーを設置することを打ち出しています。
-- NHK NEWS WEB